<悲報>サウジアラビアのアブドラ国王死去・「スデイリセブン」が相変わらずサウジアラビアで大活躍か!?
残念なニュースが入ってきました。
あのサウジアラビアのアブドラ国王がお亡くなりになりました。

このニュース、日本はもっと大きく扱って良いのではないでしょうか。
東日本大震災の時だって、サウジアラビアは日本に援助の手を差し伸べてくれています。
実際に私もお会いしたサウジアラビア外交官達に感謝の意を示した事がありますが、これら外交官達は「困っている時はお互い様だよ」みたいな事を言いました。
サウジアラビアと日本の関係は重要で、日本もサウジアラビアの油田開発に関わっているようだし。
ひょっとして、この原油価格の下落はアブドラ国王の意思が反映していたりしてなんて考えていたのですが、ずっとご病気だったため、そういう判断力もなかったかも。
このアブドラ国王の正式な名前はアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ・アル・サウード、英語ではAbdullah bin Abdulaziz Al Saud、アラビア語ではعبد الله بن عبد العزيز آل سعودとなります。
「王国」の「国王」という地位についているため、私としては、「なぜイスラム教徒の国に王国が?」とイスラム教徒達に質問した事があります。
イスラム教徒達によると、人の上に立てる者は神しかいないらしく、人の上の存在になる「国王」というポジションはちょっと微妙との事。
湾岸諸国では「シェイクダム」、つまり「首長」(Sheikh)というグループリーダー的な存在があるのに。
個人的には「国王」という存在、「イスラム教の教えに反しているのではないか」と思い、カタール国の外交官のカタール君ともその話をした事がありますが、「なぜかサウジは王国制」との答えしか返ってきませんでした。
ちなみにヨルダンにも国王がいて、バハレーン(バーレーン)にも国王がいます。
そして、サウジアラビアとバハレーンの関係は強く、王族メンバーをお互いに出して「結婚」という形で強い絆を作り上げています。
このアブドラ国王がお亡くなりになった今、またサウジアラビアで絶大な権力を持っている「スデイリセブン」の息子達が今後もサウジアラビアを牛耳ると思われますが、サウジアラビアの椅子取り合戦が激化するのではないかと思っています。
なぜなら、次に国王になる人の息子、家族、親族は、それはそれは美味しい思いをすると思うし、彼らにコビいって、良いポジションを手に入れようとする人が出てくると思うので。
国王もお歳でしたが、彼の兄弟もお歳だったため、国王より兄弟達が先にお亡くなりになる現実を見ていて、世代交代で国が若返ればいいなとずっと思っていたのですが、相変わらずスデイリセブンという存在は強いようで、影響力を持っているため、今後もその関係者が繁栄していくのではと思っています。
さて、スデイリセブンの関係者は相変わらず繁栄しそうですが、異母兄弟が国王になると言うことは、椅子取り合戦がいたるところで起こりそう。
NHKがこの機会を利用して、サウジアラビア王国の歴史などを流してくれたら嬉しいんですけどね。
NHKさん、いかがでしょう。
*************************************
サウジアラビアのアブドラ国王死去
1月23日 8時51分
世界最大の産油国、サウジアラビアのアブドラ国王が死去したと23日、サウジアラビアの国営テレビが伝えました。
アブドラ国王はサウジアラビアのアブドルアジズ初代国王の息子で1924年に首都、リヤドで生まれました。
兄のファハド国王の体調が悪化してから事実上の指導者として国政を取りしきり、2005年にファハド国王が死去したのに伴って6代目の国王となりました。
世界最大の産油国であるとともにイスラム教の聖地を国内に持つことからアラブ諸国の盟主として中東地域のさまざまな問題に積極的に関与してきました。
アメリカの中東戦略の重要なパートナーとして発言力を高めてきましたが、2001年の同時多発テロ事件で実行犯の多くがサウジアラビア出身だったことからテロ対策の強化に乗り出しました。
また、アブドラ国王は内戦が続くシリアのアサド大統領を強く非難し、アラブ諸国の中でも政権の打倒を目指す急先ぽうとして反政府勢力に資金や武器を提供してきました。
そして国内では厳格なイスラム教に基づく統治を行いつつもおととし議会に当たる「諮問評議会」に初めて女性の議員を任命するなど女性の地位向上に向けた取り組みも図ってきました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150123/t10014905721000.html
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あのサウジアラビアのアブドラ国王がお亡くなりになりました。

このニュース、日本はもっと大きく扱って良いのではないでしょうか。
東日本大震災の時だって、サウジアラビアは日本に援助の手を差し伸べてくれています。
実際に私もお会いしたサウジアラビア外交官達に感謝の意を示した事がありますが、これら外交官達は「困っている時はお互い様だよ」みたいな事を言いました。
サウジアラビアと日本の関係は重要で、日本もサウジアラビアの油田開発に関わっているようだし。
ひょっとして、この原油価格の下落はアブドラ国王の意思が反映していたりしてなんて考えていたのですが、ずっとご病気だったため、そういう判断力もなかったかも。
このアブドラ国王の正式な名前はアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ・アル・サウード、英語ではAbdullah bin Abdulaziz Al Saud、アラビア語ではعبد الله بن عبد العزيز آل سعودとなります。
「王国」の「国王」という地位についているため、私としては、「なぜイスラム教徒の国に王国が?」とイスラム教徒達に質問した事があります。
イスラム教徒達によると、人の上に立てる者は神しかいないらしく、人の上の存在になる「国王」というポジションはちょっと微妙との事。
湾岸諸国では「シェイクダム」、つまり「首長」(Sheikh)というグループリーダー的な存在があるのに。
個人的には「国王」という存在、「イスラム教の教えに反しているのではないか」と思い、カタール国の外交官のカタール君ともその話をした事がありますが、「なぜかサウジは王国制」との答えしか返ってきませんでした。
ちなみにヨルダンにも国王がいて、バハレーン(バーレーン)にも国王がいます。
そして、サウジアラビアとバハレーンの関係は強く、王族メンバーをお互いに出して「結婚」という形で強い絆を作り上げています。
このアブドラ国王がお亡くなりになった今、またサウジアラビアで絶大な権力を持っている「スデイリセブン」の息子達が今後もサウジアラビアを牛耳ると思われますが、サウジアラビアの椅子取り合戦が激化するのではないかと思っています。
なぜなら、次に国王になる人の息子、家族、親族は、それはそれは美味しい思いをすると思うし、彼らにコビいって、良いポジションを手に入れようとする人が出てくると思うので。
国王もお歳でしたが、彼の兄弟もお歳だったため、国王より兄弟達が先にお亡くなりになる現実を見ていて、世代交代で国が若返ればいいなとずっと思っていたのですが、相変わらずスデイリセブンという存在は強いようで、影響力を持っているため、今後もその関係者が繁栄していくのではと思っています。
さて、スデイリセブンの関係者は相変わらず繁栄しそうですが、異母兄弟が国王になると言うことは、椅子取り合戦がいたるところで起こりそう。
NHKがこの機会を利用して、サウジアラビア王国の歴史などを流してくれたら嬉しいんですけどね。
NHKさん、いかがでしょう。
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サウジアラビアのアブドラ国王死去
1月23日 8時51分
世界最大の産油国、サウジアラビアのアブドラ国王が死去したと23日、サウジアラビアの国営テレビが伝えました。
アブドラ国王はサウジアラビアのアブドルアジズ初代国王の息子で1924年に首都、リヤドで生まれました。
兄のファハド国王の体調が悪化してから事実上の指導者として国政を取りしきり、2005年にファハド国王が死去したのに伴って6代目の国王となりました。
世界最大の産油国であるとともにイスラム教の聖地を国内に持つことからアラブ諸国の盟主として中東地域のさまざまな問題に積極的に関与してきました。
アメリカの中東戦略の重要なパートナーとして発言力を高めてきましたが、2001年の同時多発テロ事件で実行犯の多くがサウジアラビア出身だったことからテロ対策の強化に乗り出しました。
また、アブドラ国王は内戦が続くシリアのアサド大統領を強く非難し、アラブ諸国の中でも政権の打倒を目指す急先ぽうとして反政府勢力に資金や武器を提供してきました。
そして国内では厳格なイスラム教に基づく統治を行いつつもおととし議会に当たる「諮問評議会」に初めて女性の議員を任命するなど女性の地位向上に向けた取り組みも図ってきました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150123/t10014905721000.html
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