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なぜ国を追い出された人はドバイに亡命するのか

パキスタンのパルヴェーズ・ムシャラフ前大統領が亡命先からパキスタンへ帰国し、5月の総選挙で政界復帰したい考えを改めて表明したというニュースが流れています。

ムシャラフ

「なぜこの時期に帰国?」

「よくパキスタンへ戻れたものだ。」

まずそう思いました。

そしてこの亡命先というものが、UAE・アラブ首長国連邦のドバイ。

ドバイと言えば、私がブログでいつも取り上げているハムダン皇太子はドバイ首長国の皇太子。

中央左がUAE・アラブ首長国連邦の副大統領でドバイ首長国連邦の首長のモハメド殿下。

その隣がドバイ首長国の私のハムダン皇太子。

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私は個人的に彼らはドバイかどこかで顔を合わせていると思います。

ムシャラフも一応パキスタンの大統領だったし、外交面かプライベートでも顔を合わせたことがあるのではないかと考えます。

そして、ムシャラフが国から追い出されるとなった時、ドバイ首長国へ亡命する事になったのですが、なぜか亡命先としてドバイを選ぶ人が目につく。

タイ国のタクシン前首相もドバイで亡命生活を送っています。

こちらはタイ生活時代の写真。

タクシン夫妻

彼らは今は離婚していますが、偽造離婚だと言われています。

旦那が追われている身なので、一応離婚したという形にして、元妻と子供達はタイへ入りました。

そう言えば、この奥さん、バンコクのエンポリウムというショッピングビルがあるのですが、そこでお茶していて、エルメスのバーキンのバッグをテーブルか椅子に置いて席を離れた物だから、そのバッグが盗まれたという事件があったなぁ。

タクシンは追われる身だったのですが、その妻はタイへ出入りしていました。

こちらの写真はタクシンの妹で今のタイ首相、名前はインラック・シナワトラ。

タクシン妹

すみません、画像を間違えました。

こちらが現首相の写真です。

タクシン妹1

みなさんから整形バリバリやっていると言われていますが、お金持ちだから、顔にお金をかけてもおかしくない。

目が吊り上がったと言われても、いいじゃないですか。

お金があり余っているんだから、美を追求したくなる気持ちはよくわかる。

タクシン妹2

しかし、ちょっと手を抜くと、こうなってしまいます。

タクシン妹3

この妹が兄に恩赦を与え、タクシンをタイへ帰国出来るようにしたら、それこそタイ国内は大混乱すると思います。

今の所、この妹は自分の権力を使ってそういう事を行っていないようですが、亡命中のタクシンはタイにとっては火種。

赤シャツ、黄シャツという2つのグループが常に対抗していて、一時期スワナプーン空港を占拠し、私もタイ出国が出来ずにいました。

このデモは「有事」と考えられ、日本国も1週間ぐらい遅れてチャーター機をタイへ飛ばし、タイに缶詰になった日本人を救出しました。

日本政府の対応は本当に遅い。

一番早く自国民のために飛行機をタイへ入れた国は、韓国かアメリカ合衆国だったと思います。

私は津波の時以来、タイの日本大使館の対応に不満を持っていたので、全く期待していませんでしたが、これ程までに対応が遅いと、誰が思った事でしょう。

私はクーデターが発生したら、いざとい時、どのようにしてタイから逃げ出すか、それを考えていたのですが、日本大使館程あてにならない物はないと思いました。

韓国人、アメリカ人があれよあれよとタイから出国しているのに、日本政府は飛行機1機もタイへ送る事が出来ずにいて、その時に日本大使館のどうしようもない態度があっと言う間にタイに住んでいる日本人の間で広まりましたが、そもそも大使館や領事館が命を守ってくれると思っている人の方が間違っている。

大使館、領事館の人達は「遺体」となったらすっとんで来てくれまっせ。(笑)

それ以外は、だらだら、ちんたら、あれやこれや言い、やれ書類を提出しろ、日本から戸籍の書類を取り寄せろ、日本の家族、親族に連絡しろとの対応。

夜はパッポン地区(俗に言うRed Light District)のカラオケバーで歌を歌っていた書記官を見た事があるのですが(津波時ではない)、「こうやってタイ人女性がいるカラオケバーで歌う時間もあるのか。タイ人や中国人女性によるハニートラップが心配。」と、まじで心配した事があります。(笑)

実際に日本国の外交官が中国国内(北京だったか?)でマッサージやカラオケ店の中国女のハニートラップにかかった事件あったと思うのですが。

また上海領事館の外交官は自殺している。

上海総領事館員自殺事件 WIKIPEDIA

まぁ、息抜きも必要でしょうが、この人が何かの行事でみんなの前に立ってスピーチする姿を見て、「わちゃ~」と思った人がいて、私にその話をしてくれた事が思い出せます。

自国の外交官がタイ女の店でカラオケ歌う姿(それもパッポン地区での話)を見て、本当に幻滅してしまいました。

パキスタン、タイの前大統領、前首相がドバイで亡命生活を送っている。

UAE在住の日本人の話だと、以前問題になった村上ファンドに関わった人もドバイへ逃げていたと言っていましたが、その人がドバイにいるか、別の場所に移ったのかは知りません。←全く興味がない話なので。

その人が選んだ場所もドバイ。

パキスタン前大統領のブット女史は暗殺されましたが、そのブット女史の大豪邸がドバイにある話を過去のブログで紹介した事があります。

ドバイの大豪邸の写真ー誰の邸宅かわかりますか?

ブット女史も生前は資産をドバイへ移し、このような大豪邸を建てている。

チュニジアのベン・アリ(またはアリー)前大統領はサウジアラビアへ亡命しましたが、その後まだサウジにいるのかわからない。

サウジアラビアから出ると逮捕されるらしいと言われていますが、実は個人的にはドバイに出入りしているような感じ。

可能性はないとは言えないと思うのですが、みなさんはどう思われますか?

でもチュニジア側から死刑求刑が出ている人なので、そんなにちょろちょろ出来ない身なのかも。

ザイン・アル=アービディーン・ベン・アリー WIKIPEDIA

ベン・アリ

ベン・アリの妻は美容師上がり。

ベン・アリ妻

ムバラクかカダフィかフセインか忘れましたが、誰かの妻も美容師上がりではありませんでしたっけ?

北アフリカでは美容師になるとファーストレディになれるかも!?

たしか、リビアのカダフィの妻と娘は湾岸諸国の「ある国」へ亡命したと思います。

その時は、その「ある国」が受け入れるだろうという話になっていましたが、その国名は公には公表されていませんが、うすうすどの国なのかは想像がつく。

反政府軍に捕まると悲惨な結末が待っていたので、カダフィの家族の女性メンバーは早々と亡命申請をしたと思います。

捕まった息子のサイフーイスラムはいつも指を立てて人々の前で話していたので、その有名な指は反政府軍により切り落とされてしまいました。

カダフィの息子、Saif-Islamの指がない理由とは

Saif-Islam.jpg

タクシンは置いといて、なぜ国を追い出された人達がドバイなどの都市、または湾岸諸国へ亡命するのか。

この件を湾岸諸国の外交官達と話した事があります。

理由は、まず悪い事をした人も「イスラムの兄弟」と考え、住む場所を失った人達を受け入れる事も良い事だと考えられているから。

サウジアラビアだってチュニジアのベン・アリを受け入れていますが、死刑判決を受けた人だからチュニジアへ送り返せばいいのに。

しかし、その後には「住む場所もない気の毒な客」という物があるようです。

以前、UAEのシェイクが教えてくれた話ですが、彼らの世界では、全く知らない人が家を訪れても、彼らは「客」として受け入れたそうです。

「どうぞ好きなだけいてください。」みたいな態度を見せるらしい。

昔は砂漠にテントをはって、うろうろしていた人達なので、知らない人がやってきたら、食べ物がなくてもありったけの食べ物を並べていたらしい。

そしてこれがアラブ人のホスピタリティ精神らしい。

そして1週間後ぐらいに「ところであなたのお名前は何ですか?」みたいな質問をしたらしい。

考えてみると凄い話だと思うのですが、これが彼らのホスピタリティ精神だそうです。

砂漠地方の人達なので、誰かがふらっと現れたら、「喉渇いているのかな」とか「しばらく食べていないのかな」とか、いろんな事を考え、「イスラムの兄弟」だから助ける。

パキスタンにビン・ラディンが入り込みましたが、彼も「イスラムの兄弟」として扱われ、彼をもてなし、かくまった人達がいた事は、みなさんもご存知だと思います。

私はイスラム教徒ではないのでこの考え方がないのですが、土地柄、そして宗教がこの考え方の根底にあるようです。

ドバイ首長のモハメド殿下はスンニ派ですが、彼はイランのシーア派の難民をUAEという国で受け入れました。

彼らはUAEという国ではUAEの国籍は与えられません。

あくまでも外国人として生活を続けているのですが、この件についても過去のブログで何度も書いています。

スンニ派の人がシーア派の人を受け入れる。

この話も「宗派は違うけど、同じイスラムの兄弟」とい事で、ドバイ首長でUAE副大統領にあたるモハメド殿下がUAEへの受け入れを進めたらしい。

実際にUAEに住んでいるこれらシーア派難民みたいな人との出会いがあったから、この件に私は関心を持ち、実際にブログに何度もその事を書いていますが、日本人のほとんどがこの話を知らないと思います。

多分UAEという国、そしてドバイやモハメド殿下に興味がない人ばかりなので、知らない人がほとんどだと思いますが、私は逆に興味があるのでこういう話もブログで紹介しています。



ドバイへ亡命する悪い人達がいる事実、これは否定出来ない事です。

ロシアのマフィアだって、ドバイにはうじゃうじゃいます。

ロシア人みたいな東ヨーロッパ系の売春婦がたくさんいますが、これもマフィアが裏でコントロールしています。

ドバイでは「ロシア人売春婦を買いたいならXXへ行けばいい」とさえ言われています。

それくらい売春婦が多い。

ドバイで売春という行為が暗黙の了解になっている理由、この裏には「独り身の男が多い」からと言われていますが、その「独り身」というのが外国人労働者達。

インドやパキスタン、バングラデシュなど、いろんな国から出稼ぎ労働者がやってきていますが、彼らは家族を置いて来ている。

また日本人を含む、彼らよりましな給料をもらっている外国人達も住んでいる。

男が1人でいると、ついつい女を求める。

そこに需要があるらしい。

「この売春婦をドバイから排除したら、性犯罪が増える。」

こういう話も聞きます。

そこで、見て見ぬ振りをしているようになっているのが、今のドバイ。

ドバイはある程度都会だし、ビジネスするにも便利な上、贅沢が出来る街。

イスラムの国なのに、女だって簡単に買える街。

そうなると、亡命先にドバイが選らばれるのも理解出来る。

ムシャラフの場合、パキスタン人のコミュニティがドバイにあるので、ドバイに亡命してもパキスタンとの関係を持つ事が出来る。

この便利さを考えると、ドバイでも隠れて政治活動を行っていたと考えられます。

そして、ずっと帰国するタイミングを待っていて、やっとこの時期にパキスタンへ戻ったんだと思います。

しかしすでにパキスタンのタリバンにより暗殺予告が出されています。

ブット女史は群集の中で車から身を乗り出して、狙撃され死亡。

パキスタンとタリバンについては、私が過去にパキスタン大使館でパキスタン外交官にインタビューした内容をこのブログにも書いています。

パキスタンとテロリスト、この件について知りたい方は、以下のブログをお読みください。

パキスタン外交官の生の声を知る事が出来ます。

パキスタンが欲しい物とは①

パキスタンが欲しい物とは②

ムシャラフのニュースが流れ、ドバイ、そしてパキスタンのタリバンという話になってしまいましたが、この流れを知るにはちょうど良いタイミングだったと思います。

たった一つのニュースですが、その裏にはいろんな事がある。

それを知っていただけたらと思います。

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