UAE・アラブ首長国連邦は湾岸諸国の中で一番女性の社会進出を応援している国
私は時々アブダビテレビを見ています。
最近ではUAE・アラブ首長国連邦の建国記念日の特集があり、それに関するトークショーがあったり、歌があったり、また国民に愛国心を植え込むための映像が流れたりしていたので、それを楽しんでいました。
UAEの国旗がいたる所で見え、人々は国旗を身につけたりして愛国心を示しています。
日本では国旗をあげたり、国旗で車を飾ったりすると右翼だと思われるそうですが、それを言うならUAEの人達は全員右翼になると思う。
個人的には自分の国の国旗を愛し、国旗で飾る事は当たり前の事だと思っているので、これらUAEの人達を羨ましく思います。
日本でも愛国心を植え込む教育が必要だと思います。
さて、ここ数年UAEという国を見守り続けていましたが、湾岸地方の他国と比べるとUAEの変化を見る事が出来ます。
特に女性の社会進出が目覚しい。
UAE国籍の女性達は結婚後は顔を社会へ出す事をさけていたようですが、それはおばあちゃんの時代になりつつあるようです。
私のUAEのEmirati妹のおばあちゃんの場合、写真さえ撮らせてもらえません。
しかし、彼らの孫にあたる女性達になると、平気でFacebookなどに顔をさらしている人もいます。
ドバイ首長のモハメド殿下の娘達がその典型で、Facebookでは顔出しピースサインなんて当たり前。
ただし結婚した娘達は顔をさらさず、手やファッションを載せています。
UAE国籍の女性達の社会進出が進んでいて、アブダビのエティハド航空には初UAE国籍のフライトアテンダントが誕生しました。
ドバイのメトロは無人ですが、初女性車掌みたいな人もいるらしい。
そして、今回私が見ていたアブダビテレビでは、女性の車整備士が取り上げラテいました。
彼女が勤務している会社はTOYOTA。
上司と思われる人がインタビューを受けていました。


こちらが今回アブダビテレビに取り上げられた女性です。

彼女が整備を行っている車がこちら。

トヨタの高級車レクサスのロゴが入ったホイールを、マスクをし、アバヤを身に着けたまま担当していました。

こういう車の整備という機械を扱う仕事に女性が進出するようになったんですね。
個人的に、私は車を持っていても、こういう風に車を修理したりする事が出来ないため、彼女を尊敬してしまいます。
レクサスの場合、普通、レクサスのロゴが入ったツナギをきて整備士達は仕事をしていますが、彼女の場合、アバヤを着たままです。
この辺りが湾岸諸国の女性って感じ。
彼女がどういう技術を持っているのか、そこまではわかりません。
しかし、こういう車の整備という分野にも女性が進出している事を知り、UAEという国は女性の社会進出を応援している国だと感じずにはいられませんでした。
彼女のような存在がめずらしいから、アブダビテレビも彼女を取り上げていたんだと思います。
そして、「女性もこういう分野に進出していますよ。」という事を多くの人達に訴え、もっと女性が社会で働けるように、そして女性の社会進出がめずらしい事でなく受け入れられるべき、という事をアピールしていると思います。
以前、カタールの友人にカタール国籍の女性歌手がいるか尋ねた事があります。
「カタール国籍の歌手?そんなのいないわよ!もしそんな事をやったら、家族、親族から殺されちゃうわ。」
この殺されちゃうは冗談でこういう言葉を使っていたのですが、それくらい女性が人前で、それもメディアで顔を出して歌ったりする事が受け入れられていない。
家族、親族は恥ずかしい思いをするらしい。
彼女は歌手や女優という仕事は外国人の仕事だと思っています。
そして、男性ばかりの職場に女性が働く事に抵抗を示す女性、そして家族がいます。
しかしUAEでは男性の職場と思われていた整備工場に女性が進出し、そしてメディアでも堂々と顔を出して取材させる人もいます。
今までメイドと一緒に生活し、何でもメイドにやらせていたEmirati女性が、エティハド航空のフライトアテンダントになったというニュースは過去にも書いていますが、このニュース、本当に驚きました。
なぜならUAEの女性達は「フライトアテンダントという仕事は外国人にやらせればよい」と思っているため、エミレーツ航空もエティハド航空も外国人出稼ぎ労働者をやとっています。
UAE国籍の女性達がフライトアテンダントになるなんて、考えられなかった事だったようです。
多くの男性達と交わるから?
長い間、家族から離れ、家族の目が届かない所で仕事をしなくてはいけないから?
顔を見せて仕事をするから?
初期の頃はこういう事を考えたのですが、実際彼女達になぜフライトアテンダントのならないのかと質問したら、「アルコールを扱う仕事だから」という答えが戻ってきて、想像もしていなかった答えに驚きました。
そして、UAEではフライトアテンダントという仕事はあまり尊敬される仕事ではなく、メイドよりもよい仕事と思われるため、UAE国籍の女性達はこういう仕事にはつかず、外国人を雇っているという事も知りました。
このフライトアテンダントという仕事をどう思っているのか、それについてもEmirati女性達と話した事があります。
彼女達は私にこう言いました。
「あなたの国ではフライトアテンダントという仕事は良い仕事なんでしょ?給料はいくらぐらいなの?」
そこで私が私の給料を伝えると「そんなにもらってるの!?」と驚きました。
「あなたの国ではちゃんとした仕事と考えられ、高給取りの仕事だけど、この国ではフライトアテンダントの仕事は外国人の仕事なの。なぜならローカルEmirati女性はこういう職業に就こうとしないから。だから、外国人出稼ぎ労働者を雇っているの。」
そう彼女達は言いました。
その職業にEmirati女性が就いたという事で、エティハド航空でフライトアテンダントとして勤めるEmirati女性がニュースになりました。
今までEmirati女性達が就く事がなかった職種に、ゆっくりですが進出するようになった彼女達を見て、彼女達の意識、そして女性を取り巻く環境が変わってきているのがわかります。
そして、この調子でローカル女性を受け入れる窓口が増えるといいなと思います。
女性の社会進出が始まると、その国は同じ悩みを持つようになります。
それは「女性の晩婚化」と「小子化」です。
離婚も増えているそうです。
女性がどんどん社会進出をすると、キャリアを求めはじめる。
そうなると晩婚化が始まり、中には結婚するメリットを感じられない人もいて、結婚している人は離婚したり、結婚したくなくなったりする人達も出てきます。
この流れは自然な流れなので、多くの女性達が大学、そして社会進出するようになると、UAEでも女性の晩婚化が今後も進むだろうと考えています。
しかし、それでもUAEという国は、国をあげて女性の社会進出に関して寛大で、逆に応援していると思うと、やはり湾岸諸国の中で一番モダン化した国だと思います。
これはUAEのカリファ大統領、そして私のハムダン皇太子のお父さんにあたるドバイ首長でUAE副大統領のモハメド殿下という西洋的考えも受け入れているリーダー的シェイク達のおかげだと思っています。

そして、アブダビとドバイの皇太子達がそれぞれ大統領、副大統領になった時には、もっと多くの女性達が社会で活躍している事でしょう。
UAEのような小さな新しい国が、ゆっくりですが、変わっていく姿を見ている私も、この国の成長が楽しみです。
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UAEの国旗がいたる所で見え、人々は国旗を身につけたりして愛国心を示しています。
日本では国旗をあげたり、国旗で車を飾ったりすると右翼だと思われるそうですが、それを言うならUAEの人達は全員右翼になると思う。
個人的には自分の国の国旗を愛し、国旗で飾る事は当たり前の事だと思っているので、これらUAEの人達を羨ましく思います。
日本でも愛国心を植え込む教育が必要だと思います。
さて、ここ数年UAEという国を見守り続けていましたが、湾岸地方の他国と比べるとUAEの変化を見る事が出来ます。
特に女性の社会進出が目覚しい。
UAE国籍の女性達は結婚後は顔を社会へ出す事をさけていたようですが、それはおばあちゃんの時代になりつつあるようです。
私のUAEのEmirati妹のおばあちゃんの場合、写真さえ撮らせてもらえません。
しかし、彼らの孫にあたる女性達になると、平気でFacebookなどに顔をさらしている人もいます。
ドバイ首長のモハメド殿下の娘達がその典型で、Facebookでは顔出しピースサインなんて当たり前。
ただし結婚した娘達は顔をさらさず、手やファッションを載せています。
UAE国籍の女性達の社会進出が進んでいて、アブダビのエティハド航空には初UAE国籍のフライトアテンダントが誕生しました。
ドバイのメトロは無人ですが、初女性車掌みたいな人もいるらしい。
そして、今回私が見ていたアブダビテレビでは、女性の車整備士が取り上げラテいました。
彼女が勤務している会社はTOYOTA。
上司と思われる人がインタビューを受けていました。


こちらが今回アブダビテレビに取り上げられた女性です。

彼女が整備を行っている車がこちら。

トヨタの高級車レクサスのロゴが入ったホイールを、マスクをし、アバヤを身に着けたまま担当していました。

こういう車の整備という機械を扱う仕事に女性が進出するようになったんですね。
個人的に、私は車を持っていても、こういう風に車を修理したりする事が出来ないため、彼女を尊敬してしまいます。
レクサスの場合、普通、レクサスのロゴが入ったツナギをきて整備士達は仕事をしていますが、彼女の場合、アバヤを着たままです。
この辺りが湾岸諸国の女性って感じ。
彼女がどういう技術を持っているのか、そこまではわかりません。
しかし、こういう車の整備という分野にも女性が進出している事を知り、UAEという国は女性の社会進出を応援している国だと感じずにはいられませんでした。
彼女のような存在がめずらしいから、アブダビテレビも彼女を取り上げていたんだと思います。
そして、「女性もこういう分野に進出していますよ。」という事を多くの人達に訴え、もっと女性が社会で働けるように、そして女性の社会進出がめずらしい事でなく受け入れられるべき、という事をアピールしていると思います。
以前、カタールの友人にカタール国籍の女性歌手がいるか尋ねた事があります。
「カタール国籍の歌手?そんなのいないわよ!もしそんな事をやったら、家族、親族から殺されちゃうわ。」
この殺されちゃうは冗談でこういう言葉を使っていたのですが、それくらい女性が人前で、それもメディアで顔を出して歌ったりする事が受け入れられていない。
家族、親族は恥ずかしい思いをするらしい。
彼女は歌手や女優という仕事は外国人の仕事だと思っています。
そして、男性ばかりの職場に女性が働く事に抵抗を示す女性、そして家族がいます。
しかしUAEでは男性の職場と思われていた整備工場に女性が進出し、そしてメディアでも堂々と顔を出して取材させる人もいます。
今までメイドと一緒に生活し、何でもメイドにやらせていたEmirati女性が、エティハド航空のフライトアテンダントになったというニュースは過去にも書いていますが、このニュース、本当に驚きました。
なぜならUAEの女性達は「フライトアテンダントという仕事は外国人にやらせればよい」と思っているため、エミレーツ航空もエティハド航空も外国人出稼ぎ労働者をやとっています。
UAE国籍の女性達がフライトアテンダントになるなんて、考えられなかった事だったようです。
多くの男性達と交わるから?
長い間、家族から離れ、家族の目が届かない所で仕事をしなくてはいけないから?
顔を見せて仕事をするから?
初期の頃はこういう事を考えたのですが、実際彼女達になぜフライトアテンダントのならないのかと質問したら、「アルコールを扱う仕事だから」という答えが戻ってきて、想像もしていなかった答えに驚きました。
そして、UAEではフライトアテンダントという仕事はあまり尊敬される仕事ではなく、メイドよりもよい仕事と思われるため、UAE国籍の女性達はこういう仕事にはつかず、外国人を雇っているという事も知りました。
このフライトアテンダントという仕事をどう思っているのか、それについてもEmirati女性達と話した事があります。
彼女達は私にこう言いました。
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そこで私が私の給料を伝えると「そんなにもらってるの!?」と驚きました。
「あなたの国ではちゃんとした仕事と考えられ、高給取りの仕事だけど、この国ではフライトアテンダントの仕事は外国人の仕事なの。なぜならローカルEmirati女性はこういう職業に就こうとしないから。だから、外国人出稼ぎ労働者を雇っているの。」
そう彼女達は言いました。
その職業にEmirati女性が就いたという事で、エティハド航空でフライトアテンダントとして勤めるEmirati女性がニュースになりました。
今までEmirati女性達が就く事がなかった職種に、ゆっくりですが進出するようになった彼女達を見て、彼女達の意識、そして女性を取り巻く環境が変わってきているのがわかります。
そして、この調子でローカル女性を受け入れる窓口が増えるといいなと思います。
女性の社会進出が始まると、その国は同じ悩みを持つようになります。
それは「女性の晩婚化」と「小子化」です。
離婚も増えているそうです。
女性がどんどん社会進出をすると、キャリアを求めはじめる。
そうなると晩婚化が始まり、中には結婚するメリットを感じられない人もいて、結婚している人は離婚したり、結婚したくなくなったりする人達も出てきます。
この流れは自然な流れなので、多くの女性達が大学、そして社会進出するようになると、UAEでも女性の晩婚化が今後も進むだろうと考えています。
しかし、それでもUAEという国は、国をあげて女性の社会進出に関して寛大で、逆に応援していると思うと、やはり湾岸諸国の中で一番モダン化した国だと思います。
これはUAEのカリファ大統領、そして私のハムダン皇太子のお父さんにあたるドバイ首長でUAE副大統領のモハメド殿下という西洋的考えも受け入れているリーダー的シェイク達のおかげだと思っています。

そして、アブダビとドバイの皇太子達がそれぞれ大統領、副大統領になった時には、もっと多くの女性達が社会で活躍している事でしょう。
UAEのような小さな新しい国が、ゆっくりですが、変わっていく姿を見ている私も、この国の成長が楽しみです。
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